宇宙兄弟 Apo’s Dream

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2012宇宙兄弟 Apo's Dream

宇宙兄弟 Apo’s Dream

★ 2.4 / 5.0コメディSF
放送年2012年
フォーマットOVA
話数1話
制作Milky Cartoon

マンガ第17巻の限定版に付属するDVDに収録されている。マンガに登場するペット犬のアポが、このアニメの主役として登場する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

小山宙哉のマンガ『宇宙兄弟』第17巻の限定版DVDに収録されたOVA作品。本編では脇役として登場する南波兄弟の愛犬アポが主役を張り、いつもとは少し違う「アポ目線」の宇宙兄弟ワールドを描く。日常の中でアポが繰り広げるドタバタな一幕をコミカルに描いたファン向けのスピンオフ的な一作となっている。

みどころ・魅力

① アポが主役!愛犬目線で描く宇宙兄弟の日常

本編では南波兄弟のそばを駆け回る愛犬・アポが、今作では堂々の主役。いつもは人間側から描かれる日常のシーンが、アポの視点を通すことで新鮮なコメディとして蘇る。本編ファンにとっては「そういう見方もあったか」と思わせてくれる楽しい切り口だ。

② コメディ全開のゆるい空気感

本編が宇宙を目指す熱い人間ドラマを描くのに対し、本作はとにかく軽くてゆるい。シリアスな展開ゼロ、笑いに振り切ったテイストで気軽に楽しめる。本編を観ていなくても楽しめる間口の広さも魅力のひとつ。

③ 限定版DVD収録という希少価値

マンガ第17巻の限定版に付属するDVDという形でリリースされた、入手ハードルが高い一作。現在はdアニメストアやNetflixで手軽に視聴できるため、当時手に入れられなかった宇宙兄弟ファンにとっても嬉しい配信環境が整っている。

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

宇宙兄弟本編を追いかけていたタイミングで、マンガ17巻の限定版にDVDが付いてくると知った。「スピンオフ」と聞いた瞬間の感触は、正直なところ「おまけか」だった。本編があれだけ丁寧に積み上げてきた六太・日々人の話を横において、犬のアポが主役と言われても、ピンとこない。

ところが実際に見ると、その10分足らずで本編への愛着が少し変質した。「あのシーンの裏でアポはこんな顔をしていたのか」という視点の贈り物で、スピンオフとしてやるべきことを正確にわかっている作品だった。2回目に見たとき、アポの動き一つひとつに本編の記憶が重なって、思っていた以上に笑えた。

犬の目線から見ると、「夢を追う人間」はこんなにおかしい

宇宙兄弟という作品は、夢・挫折・再起という重い言葉を真顔で扱う。視聴者はその重さを受け入れる準備をして見る。ところがアポにとって、南波兄弟は「よく走り回って、時々帰ってこなくて、帰ってきたらすごく臭い人間たち」にすぎない。

この視点のズレが、この作品の全てだと思う。宇宙飛行士になるという夢は、犬には一切伝わらない。六太がどれだけ切実な選択をしようと、アポには「ご飯の時間が遅れた」くらいの出来事だ。それでもアポは彼らをちゃんと待っている。

コメディの皮をかぶっているが、芯にあるのは「夢を追う人間を黙って支えている存在」の話だ。本編では描ききれない、言葉のない愛着の形を、犬というフォーマットを使って出してきた。TV本編を全部見た後に見ると、このOVAの重みがかなり変わる。見た順番が逆だったら、たぶん半分も受け取れなかった。

短い尺でこの温度を出せているのは、本編が積み上げてきた文脈に完全に乗っかっているからで、単体作品としてではなく「17巻まで読んだ人への手紙」として機能している。スピンオフの正しい使い方のひとつだと思う。

特に刺さったシーン

アポが家の中を自分のペースで歩き回りながら、南波家の日常を眺めているシーンが好きだ。人間側は宇宙という途方もないものに向かって必死になっているのに、アポの視線はただ「今ここ」にある。その対比が、声のトーンや間の取り方でじわじわ出てくる。

アポ役の声優の演技が特によくて、犬らしいぼんやりした存在感の中に、ちゃんと「この家が好き」という感情が乗っている。セリフがほとんどないのに、表情と動きと声のトーンだけで感情が読めるのは、アニメーションとしての仕事がきちんとしている証拠だ。終盤のアポの一瞬の反応で、思わず「あ、わかってたんだ」と声が出た。

読んで見たくなったら——『宇宙兄弟 Apo’s Dream』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 宇宙兄弟のTV版・マンガをある程度追いかけてきた人
  • 動物が主役のショートアニメが好きな人
  • 説明しない、セリフに頼らない演出が好きな人
  • 本編の重い展開の合間に、息抜きとして軽いものが見たい人

合わない人

  • 宇宙兄弟を未視聴で、この作品から入ろうとしている人(前提知識がないと半分も楽しめない)
  • きちんとした物語の起承転結を期待している人(おまけ映像の域は出ない)
  • 10分未満のショートコンテンツに満足感を求めにくい人

次に見るなら

まず当然だが宇宙兄弟本編。このOVAが「おまけ」として機能するのは本編があってこそで、六太・日々人の話を知らずにアポだけ見ても何も伝わらない。全99話あるが、序盤の密度が高く、止まれなくなる構造をしている。

のんのんびよりは、ジャンルは全く違うが「言葉にならない日常の愛着」を丁寧に描くという点で近いものを感じる。宇宙も宇宙飛行士も出てこないが、「何でもない時間が後から輝いて見える」感覚は共通している。

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしいは、動物視点のショートアニメとして完成度が高い。アポのようなゆるい動物主役コンテンツが好きだったなら、こちらも肌に合うはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『宇宙兄弟 Apo’s Dream』は、dアニメストアおよびNetflixで視聴できます。本編マンガの限定版DVD付属作品でしたが、現在は手軽にストリーミングで楽しめます。宇宙兄弟ファンはもちろん、コメディ好きの方もぜひチェックしてみてください。

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よくある質問

Q. 『宇宙兄弟 Apo’s Dream』はどこで見られますか?
A. dアニメストアとNetflixで視聴できます。どちらのサービスも月額サブスクで利用でき、スマートフォンやテレビからも手軽に楽しめます。
Q. 本編『宇宙兄弟』を見ていなくても楽しめますか?
A. コメディ色が強くストーリーもシンプルなので、本編未視聴でも十分楽しめます。ただし登場キャラクターへの親しみがあると、より楽しさが増す作品です。
Q. アポとはどんなキャラクターですか?
A. アポは南波兄弟(六太・日々人)が飼っているゴールデンレトリバーです。本編マンガにも登場するマスコット的存在で、本作では初めて主役を務めます。
Q. 元々はマンガの付録DVDだったのですか?
A. はい、マンガ第17巻の限定版に付属するDVDとして2012年に発売されました。現在は配信サービスで手軽に視聴できるようになっています。

まとめ

『宇宙兄弟 Apo’s Dream』は、dアニメストアおよびNetflixで視聴できます。本編マンガの限定版DVD付属作品でしたが、現在は手軽にストリーミングで楽しめます。宇宙兄弟ファンはもちろん、コメディ好きの方もぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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