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劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Sunrise |
銀時が映画館で海賊版を撮影していた犯人を捕まえ、カメラの映像を確認すると、荒廃したディストピア的な江戸へと転送されてしまう。そこは「白い疫病」と呼ばれる謎の疫病が世界中に蔓延している世界だった。その犯人は実は海賊版業者ではなく、アンドロイドの時間機械であり、銀時は5年先の未来へと送り込まれてしまったのだ。
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作品概要・あらすじ
あらすじ
映画館で海賊版撮影の犯人を捕まえた銀時は、押収したカメラの映像を確認した瞬間、謎の力によって5年後の未来へと転送されてしまう。そこは「白い疫病」と呼ばれる正体不明の病が世界中に蔓延し、荒廃した江戸の姿があった。実は犯人はアンドロイド製の時間機械だったのだ。未来の江戸で万事屋はすでに解散しており、仲間たちの姿もない。元の時代へ戻る手がかりを追いながら、銀時はこの世界に隠された真実と向き合っていく。みどころ・魅力
① シリーズの集大成にふさわしい豪華キャスト総出演
銀魂アニメシリーズで活躍してきたキャラクターたちが一堂に集結。長年ファンが慣れ親しんだ顔ぶれが劇場スクリーンでそれぞれの見せ場を持ち、テレビシリーズへの愛着がそのまま感動に直結する仕掛けになっている。銀魂ファンへの最大のご褒美的作品。② ギャグと感動が極端に振り切れたジェットコースター展開
序盤は銀魂ならではのメタネタ・下ネタギャグで笑わせながら、中盤以降は仲間との絆や失われた時間をテーマにした感情的な展開へと急加速する。この落差こそが銀魂映画の真骨頂で、笑いながら気づいたら泣かされている構造が見事に機能している。③ ディストピア設定が生み出す独特の緊張感とビジュアル
疫病が蔓延し荒廃した5年後の江戸という舞台設定が、通常の銀魂では見られない重厚な世界観を生み出している。見慣れたキャラクターたちが変わり果てた姿で登場するシーンは、シリーズファンほど衝撃を受ける演出になっており、劇場版ならではのスケール感を堪能できる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 藤田陽一 |
|---|---|
| 音楽 | オーディオ・ハイズ |
| ED | SPYAIR「現状ディストラクション」 |
| ED | Tommy heavenly6「Pray」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・考察
最初に見たとき——「完結」という言葉を信じなくなった日
最初に劇場で見たのは、友人から「銀魂の映画あるって知ってた?」と聞かされた数日後だった。「完結篇」という冠に対して、当時すでにネットでは「また完結してる」という声が漂っていた。その文脈ごと持って映画館に入ったせいか、冒頭の海賊版撮影シーンから笑いが込み上げてきて、ひとりで声を殺すのに必死だった。劇場でひとり笑いを噛み殺す時間というのは独特の恥ずかしさがあって、その感覚ごと記憶に残っている。劇場版銀魂に何を期待するかというと、銀さんが奇妙な状況に投げ込まれてぐだぐだ言いながら誰かのために動く、あの構図だ。「完結篇」の看板が多少盛り盛りだとわかっていても、杉田智和の低音がスクリーン全体に響いてくる瞬間に、やっぱり引き戻される。
5年後の廃墟を見せられてはじめて、万事屋が何を守っていたかがわかる
銀魂には「お気楽に見えて実は重い」というお約束があって、本作もその構造に忠実だ。ただ今回の仕掛けが少し意地悪なのは、「5年後のディストピア」という設定を使って、登場人物たちが日常的に守ってきたものの輪郭を、喪失の形で見せてくる点にある。白い疫病に蝕まれた江戸。荒廃した街並み。5年後の世界には、万事屋がいない。そのことによって生まれた空白が、この映画の中心にある。銀魂はふだん「なんでも屋が変な依頼をこなす」という体裁をとっているが、本作では「万事屋がいない世界」を提示することで、彼らが日々こなしてきた些細な仕事——誰かの頼みを聞いて、文句を言いながらも動くこと——がどれだけの支えになっていたかを逆算で見せる。
釘宮理恵の演じる神楽は、本作でも銀時の隣に立っているが、そのポジションが意味を持つのは「5年後に神楽がいなかった世界」との対比があるからだ。コメディシーンでは彼女の声の圧が笑いに変わるが、終盤の静かな場面では同じ声がまったく違う重さを持つ。この落差は劇場の音響で聴いてこそ体感できる種類のものだと思う。
「完結篇」という言葉への自嘲は、作中でも半分明示されているが、それを笑い飛ばしながらも銀時は結局戦いに行く。「守るべきものがあるから動く」という動機を一本の台詞で説明するのではなく、「なかった世界」を5年分見せてから行動させる構成は、単純に巧い。
これは純粋なギャグ映画でもなく、シリアスな歴史劇でもない。SF設定をギャグの外枠として使いながら、万事屋という生き方——効率も合理性もなく、ただそこにいて動く——の不格好な正しさを描いている。その不格好さが、銀魂がずっと言い続けてきたことの核心だ。そして「また完結してる」と笑った自分が、気づけばスクリーンをちゃんと見ている。それが銀魂の手口でもある。
特に刺さったシーン
終盤、過去に戻る直前の短いやりとりが忘れられない。詳細はぼかすが、銀時が「行くぞ」という流れに入る前後に、ほんの数秒の間がある。杉田智和の芝居は基本的に力を抜いているのに、その数秒だけ空気の密度が変わる。劇場の静寂と合わさって、思っていた以上に胸に刺さった。石田彰の演じる桂が絡む場面も外せない。シリアスとギャグの境界線をほぼ一瞬で踏み越えるあの感覚は、声の演技と映像のタイミングが揃わないと成立しない。三木眞一郎の坂本は出番が短いながら存在感があって、「こいつはここに来る」という確信をワンシーンで成立させてしまう。長年同じキャラクターを演じ続けることで積み上がる信頼感、というものを久しぶりに実感した。
小林ゆうの演じるあやめについては、笑わせるための出番なのにどこかノイジーな切なさがある。全力投球なのが画面越しでも伝わってくるし、そのエネルギーが本作の調子に妙にハマっている。コメディリリーフとして機能しながら、見終わったあとになぜか少し残る。
読んで見たくなったら——『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
合う人- 銀魂のTVシリーズを途中まで、あるいは最後まで見ている人。前提知識があってこそのギャグが多く、知っているほど笑いと感情の振れ幅が広がる
- ギャグとシリアスのトーンが急に切り替わることを「お約束」として受け入れられる人
- 杉田智和・釘宮理恵のやりとりの積み重ねを追ってきたオタク。この2人の関係性の履歴があると、映画の後半が2倍効いてくる
- 「完結篇なのに続く」という自己ツッコミ文化を笑って楽しめる人。むしろそこが好きな人向け
- TVシリーズ未見で単体映画として見ようとしている人。キャラクターへの愛着がないと、笑いにも感情にもついていけない場面が多い
- SF設定の整合性を求める人。タイムトラベルの仕組みは「そういうもの」として流せないと序盤でつまずく
- 前半のギャグパートが長いと感じるタイプ。シリアスな展開は後半に集中しているので、そこまで付き合える忍耐が必要
次に見るなら
銀魂(TVシリーズ)
本作を見て「やっぱり銀魂は面白い」と思ったなら、TVシリーズを最初から追うのが正解。367話という物量に怯む必要はあるが、本作で刺さったキャラクターたちの原点と、映画では使われない日常回の積み重ねがそこにある。OPとEDの量だけで人生の一部が埋まる、という別の楽しみもついてくる。
スペース☆ダンディ
SF設定をギャグの外枠として使いながら、どこか人間くさいドラマをさりげなく差し込んでくる構造が近い。各話完結なので銀魂ほどの前提知識が要らず、スペースオペラ的な舞台のぶっとびかたと感情のふり幅を気軽に楽しめる。劇中の音楽の使い方も好みが合いやすい。
サムライフラメンコ
特撮・ヒーローのお約束をメタ的に解体しながら感情に訴えかけてくる点が、銀魂の構造に通じる。コメディかと思ったらシリアス、シリアスかと思ったらおかしな方向に転がる、という振れ幅を受け入れられるなら相性がいい。「守るために戦う」という動機の掘り下げ方も似ている。
よくある質問
まとめ
『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの主要5サービスで視聴可能です。いずれも月額サブスクで見放題対象のため、すでに加入しているサービスがあればすぐに視聴できます。初めて利用する場合は各サービスの無料トライアルを活用するとお得に楽しめます。














































