鉱国のプリンセス ディアンシー

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2014鉱国のプリンセス ディアンシー

鉱国のプリンセス ディアンシー

★ 2.9 / 5.0ファンタジー
放送年2014年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作ゲーム
制作OLM

ポケットモンスターXYシリーズの劇場版第17作「破壊の繭とディアンシー」の前日譚。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ポケモン映画第17作「破壊の繭とディアンシー」の前日譚として制作された短編スペシャル。ダイヤモンド鉱国の王女ディアンシーは、自国を守る「聖なるダイヤ」の力が失われつつあることを知り、新たなダイヤを作り出せる存在を求めて旅に出る決意をする。まだ旅慣れていない王女が、外の世界と初めて向き合う姿を描いた冒険の物語。

みどころ・魅力

① 劇場版本編を100倍楽しめる「前日譚」という贅沢な構成

本作は映画「破壊の繭とディアンシー」を観る前に視聴することで、ディアンシーというキャラクターへの理解と感情移入が深まる設計になっています。本編との繋がりを意識しながら観ることで、2倍の没入感が得られる作りになっています。

② 未知の世界に踏み出す王女の成長を短編でコンパクトに体感

ダイヤモンド鉱国という閉じた世界で生きてきたディアンシーが、初めて外の世界に触れる瞬間の驚きや戸惑いが丁寧に描かれています。短編ながらも「成長の第一歩」というテーマが凝縮されており、見応えがあります。

③ XYシリーズのビジュアルと世界観をフルに活かした映像

2014年当時の劇場版クオリティのアニメーションで描かれるディアンシーの映像は、TVシリーズとは一線を画す美しさ。ファンタジー色の強い鉱国の背景美術も見どころのひとつです。

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感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ポケモン映画はだいたい毎年惰性で追っている。「破壊の繭とディアンシー」の公開前に「前日譚のSPがある」と知って、まあ見るかという感じで手を出した。こういう劇場版連動の短編って当たり外れが大きいし、本編の販促に尺を使い切っただけのやつも多い。最初はそういう警戒感があった。

ところがディアンシーというキャラクターがちゃんとしていた。弱くて、頼りなくて、でも何かを証明しようとしている。ポケモンの劇場版に出てくるプリンセスキャラといえば気高く完璧な存在が多いけれど、ディアンシーは最初から「まだ自分に自信がない」状態で物語に入ってくる。2回目に見たとき、それが意識的な設計だと気づいた。本編映画の感情的な入口を、このSPがきちんと作っていた。

「プリンセス」と呼ばれ続けることで、本当の自分が見えなくなっていく話

ディアンシーは「鉱国のプリンセス」として生まれたが、その証明となる力をまだ十分に持っていない。周囲からはプリンセスとして扱われているのに、内側では「まだ本物じゃない」という感覚がずっとある。このSPはその状態のディアンシーを起点にしている。

称号だけが先行して、中身が追いついていない。こういう設定は児童向けの体裁をとりながら、大人がわりと刺さる構造をしている。役割と自己の乖離、というやつだ。プリンセスと呼ばれ続けることで、かえって「自分は何者か」が見えにくくなる。ディアンシーが旅に出るのは「力をつけるため」という表向きの理由があるが、旅の本質は「称号の外側に出てみること」だとも読める。

このSPは30分弱の短編なので、そこまで深掘りできるわけではない。でも入口としての設計は丁寧だ。ディアンシーが外の世界を初めて目にする瞬間の、あの少しだけ表情が変わる演出。自分の力が通じないと知ったときの、言葉にならない間。これは本編映画に向けての助走として機能している。「まだ何者でもない状態」をきちんと描いておくから、本編でのメガシンカに意味が生まれる。単なる販促SPに終わっていないのは、そのキャラクター設計の誠実さのおかげだ。

特に刺さったシーン

序盤、ディアンシーが自力でダイヤを生成しようとして失敗する場面。生まれた石はすぐに崩れ、周囲のポケモンたちが静かに見守っている。あそこの間が好きだ。誰も責めないし、慰めもしない。ただ沈黙がある。田村睦心の演技がここで効いていて、セリフではなく息の使い方で「うまく隠しているけど傷ついている」が伝わってくる。子ども向け作品でこういう繊細な芝居を入れてくるのは、現場がちゃんと向き合っている証拠だと思っている。

もうひとつ挙げるなら、外の世界に出たディアンシーがサトシたちに初めて会う場面。プリンセスとしての振る舞いと、素の好奇心がちぐはぐになる瞬間がある。あそこが一番「キャラクターとして生きている」と感じた。この子はプリンセスである前に、何かを知りたいと思っている存在なんだという読み方が、2回目の視聴でやっと腑に落ちた。

読んで見たくなったら——『鉱国のプリンセス ディアンシー』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「破壊の繭とディアンシー」を見た、またはこれから見る予定がある人
  • ポケモンの劇場版に出てくるレジェンダリーキャラクターへの思い入れがある人
  • 30分で完結する短編アニメが好きで、余韻より「始まり」を楽しめる人
  • ディアンシーというポケモン自体が好きで、設定や背景をもう少し知りたい人

合わない人

  • 本編映画を見ていない状態でこのSPだけ単独で楽しもうとしている人(完結しない)
  • XYシリーズのサトシ一行への愛着が薄く、本編との繋がりを重視しない人
  • ポケモン映画全般に「もっと重厚なドラマを」と期待している人(SPの尺ではそこまでいかない)

次に見るなら

当然まず劇場版ポケットモンスターXY「破壊の繭とディアンシー」を。このSPはその前日譚として作られているので、続けて見るしかない。ディアンシーがここから何を経てどう変わるのかを追うための30分だと思えば、SPの役割も腑に落ちる。

リトルウィッチアカデミアは雰囲気が近い。魔法が使えない少女が「証明」のために動き続ける話で、「まだ自分に力がないとわかっていても旅立つ」という構造がディアンシーSPと共鳴する。OVA版は短編なので、同じ感覚で手が出しやすい。

ファンタジーの短編として劇場版ポケットモンスター「キミにきめた!」も。サトシとピカチュウの原点を描いたリメイク的な一本で、「始まりと証明」というテーマが通底している。ポケモン映画の中でキャラクターの内面に踏み込んでいる作品として、このSPと並べて見ると解像度が少し上がる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
「鉱国のプリンセス ディアンシー」は、U-NEXTおよびDMM TVで配信中です。劇場版「破壊の繭とディアンシー」を観る前に本作を視聴しておくと、本編への理解がより深まります。ポケモン映画ファンはぜひ合わせてチェックしてみてください。

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よくある質問

Q. 「鉱国のプリンセス ディアンシー」はどこで視聴できますか?
A. U-NEXTおよびDMM TVで配信中です。どちらも月額サービスで、無料トライアル期間中に視聴することも可能です。
Q. 劇場版「破壊の繭とディアンシー」を観ていなくても楽しめますか?
A. はい、本作単体でも楽しめます。ただし前日譚として位置づけられているため、本編と合わせて観るとディアンシーの物語をより深く味わえます。
Q. 子どもと一緒に視聴できますか?
A. はい、ポケモンシリーズの短編スペシャルとして全年齢向けに制作されています。ファンタジー要素が中心で、家族みんなで楽しめる内容です。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 短編スペシャルのため数分〜十数分程度の作品です。手軽に視聴できるので、劇場版本編と一緒にまとめて楽しむのがおすすめです。

まとめ

「鉱国のプリンセス ディアンシー」は、U-NEXTおよびDMM TVで配信中です。劇場版「破壊の繭とディアンシー」を観る前に本作を視聴しておくと、本編への理解がより深まります。ポケモン映画ファンはぜひ合わせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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