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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | bones |
僕のヒーローアカデミアの映画第1作。文化祭後、雄英高校は夏期合宿の準備を進めていた。デクとオールマイトは、ある人物から巨大な人工移動都市「I-Island」への海外招待を受ける。世界中の科学者の知識が集まる「科学のハリウッド」とも呼ばれるこの島で、想像を超える事件が起こる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
デクとオールマイトは、世界中の科学者が集まる人工移動都市「I-Island(アイランド)」へと招待される。「科学のハリウッド」とも称されるこの島には、人類の夢を担う最先端技術が集結していた。しかしある夜、何者かによって島全体が掌握されるという前代未聞の事件が勃発。デクはオールマイトのかつての盟友・デヴィッドと、その娘メリッサとともに島の奪還に挑む。劇場版第1作にして、師弟の絆が熱く燃え上がる一作。みどころ・魅力
① オールマイトとデクの「師弟共闘」が見せる最大の輝き
TVシリーズでは描かれなかったオールマイトの全力バトルが、映画スケールの映像で展開される。個性の受け継ぎという重い宿命を背負うデクが、憧れのヒーローと肩を並べて戦う瞬間は、シリーズファンにとって感涙必至のシーンとなっている。② 映画オリジナルキャラクター・メリッサの魅力
個性を持たない「無個性」でありながら、天才科学者の父を持つメリッサ・シールドは、デクとの共鳴が物語を動かす重要なポジションを担う。ヒーローでなくとも誰かを守れるという本作のテーマを体現したキャラクターで、彼女の活躍が大きな見どころのひとつ。③ クラスメート全員集合による豪華アクション
1-Aのメンバーが一堂に揃い、それぞれの個性を活かしたアクションシーンが随所に盛り込まれている。普段は主役になりにくいキャラクターにもスポットが当たり、ファンサービスとしての完成度が高い。TVシリーズとは異なる「お祭り感」が楽しめる一本。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| ED | 菅田将暉「ロングホープ・フィリア」 |
|---|
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
友人に「ヒロアカの映画、見た?」と聞かれたのがきっかけだった。TV版は追っていたけれど、劇場版には手を出せていなかった。「2人の英雄って誰と誰なんだろう」という疑問を抱えたまま再生ボタンを押した。
最初の30分で思ったのは、「TV版より画面が広い」ということ。I-Islandという人工島の景観を映す引きのショットが続いて、劇場アニメとしての贅沢な使い方をしてくれているのがわかった。物語の発端はわりとシンプルで、デクとオールマイトが招待を受けて島に向かう、それだけ。でもその「シンプルさ」が後半に効いてくる構造になっている。
2回目に見たとき気づいたのは、序盤の何気ない会話シーンにいくつかの伏線が仕込まれていること。1回目は流していたセリフが、終盤の展開を知った状態で聞くと全然違う重みを持つ。こういう細工が好きだという気持ちは、久しぶりに思い出した。
「師弟」ではなく「背中を並べる」ことの話
ヒロアカというコンテンツの核にあるのは、「受け継ぐ」という概念だ。個性(クオーク)が受け継がれ、意志が受け継がれ、ヒーローとしての姿勢が次の世代へ渡っていく。TV版でその縦の連鎖を丁寧に描いてきた上で、この映画が問いかけているのは少し違うことだと思う。
タイトルにある「2人の英雄」が誰を指すか——これは映画を見た人間ならわかる答えがあるが、それよりも「なぜ2人なのか」という問いのほうが面白い。1人の英雄が弟子を連れていく話ではなく、それぞれの立場で、それぞれの限界を抱えながら、同じ危機に向き合うことで初めて成立する「2人の英雄」という関係性。師弟の物語は縦軸だけど、この映画は横軸の話をしている。
オールマイトというキャラクターは、TV版ではずっと「超えるべき壁」として描かれてきた。だから彼が弱さを見せるシーン——それも自分の限界を認めた上で、それでも動く——というのは、劇場版だからこそできる密度で描かれていると感じる。90分という尺の中に圧縮されているからこそ、テンポが崩れない。
小山力也が演じるウォルフラムは、映画オリジナルの敵キャラとして登場するが、その立ち位置が単純な「今回の悪役」に留まっていないのが良かった。持てる者と持てない者、力の定義をめぐる対立軸が彼の存在に乗っかっていて、テーマと敵キャラが地続きになっている。長年にわたる膨大な出演歴を持つ小山力也の声は、単純な「悪意」ではなく複雑な動機を持つキャラクターとして説得力を持たせていた。
「受け継ぐ」から「並び立つ」へ——その一歩は、デクにとってもオールマイトにとっても、たぶん同じくらい大きかった。
特に刺さったシーン
終盤、デクが自分の限界を超えようとする場面で、悠木碧の声が一段階変わる瞬間がある。普段のデクの声——どこか迷いを含んだ少年の声——ではなく、腹の底から絞り出すような発声になる。「ここだ」と思って画面を止めた。これはTV版でも何度も聞いてきたはずなのに、劇場版の音響で聴くとまるで別のセリフのように聞こえる。
サブキャラ勢の使い方も好みだった。井上麻里奈演じる八百万百が、緊急事態でも冷静に状況を分析して動く場面は短いけれど印象に残る。名塚佳織の葉隠透と喜多村英梨の芦戸三奈が絡むシーンは、台詞の少ない中で「こういうキャラクターたち」というのが一発で伝わる演出になっていた。クラス全員を詰め込むのは劇場版の贅沢なところで、90分でこれだけの人数をさばいているのは構成の妙だと思う。
あとは純粋に、夜の島の空撮カットが綺麗だった。アクション映画としての見せ場を作りつつ、背景美術がちゃんと主役を張っているシーンがいくつかあって、止め絵で見ていたいと何度か思った。
読んで見たくなったら——『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TV版を途中まで見ていて、「映画はどうせ番外編でしょ」と思って後回しにしている人——わりと本編テーマと地続きなので見て損はない
- オールマイトというキャラクターが好きな人。この映画は実質オールマイト映画だと思う
- 劇場版ならではの作画・音響を体験したい人。家の画面とは聴こえ方が違う
- 90分でスッキリ終わる映画が好きな人。引き伸ばしがなく、テンポが良い
合わない人・注意点
- TV版を全く見ていない状態だとキャラクターへの感情移入がほぼできない。最低でも1期を終えてから見ることを強く勧める
- 映画オリジナルキャラクターへの感情移入を求める人には物足りないかもしれない。尺的に深掘りには限界がある
- 「本編に影響を与える展開が好き」という人には、良くも悪くも独立したエピソードとして機能しているので物足りなさが出る可能性がある
次に見るなら
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜ヒーローズ:ライジング〜——同じく劇場版ヒロアカの第2作。「2人の英雄」でテーマとして提示されたものが、別の形で展開されている。1作目を見た後に続けて見ると、キャラクターの成長曲線が追いやすい。
ONE PIECE FILM RED——スケールの大きい人工環境での事件、親子・師弟に近い関係性、音楽と映像の密度。劇場版ヒロアカと似た「TV版とは違う贅沢さ」を体験できる。長編バトルアニメの映画化として参照点になりうる一本。
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編——師弟関係と「超えること」の代償を真正面から描いた劇場版として、テーマの重なりが大きい。こちらは後味が重いが、ヒロアカ映画で感じた「師の背中」という感覚が、より苦みを増した形で刺さる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』は、現在dアニメストア・U-NEXT・Netflixの3サービスで視聴可能です。いずれも見放題プランに対応しているため、サブスク加入中であれば追加料金なしで楽しめます。劇場版シリーズの第1作目なので、続編を観る前にまずここから押さえておきましょう。

























