ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-

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2012ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-

ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-

★ 3.7 / 5.0アクション冒険
放送年2012年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
制作Studio Pierrot

ナルトと仲間たちが謎の仮面の忍者が作った幻術に閉じ込められる。この世界ではナルトとサクラ以外のキャラクターの性格が反対になり、死んだキャラクターが生き返り、役割が逆転している。ナルトとサクラはこの幻術から脱出する方法を見つけ、現実に戻らなければならない。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

木ノ葉の里の英雄・四代目火影・波風ミナトと母・うずまきクシナを知らずに育ったナルト。ある日、謎の仮面の忍者・マダラによって、ナルトとサクラは「無限月読」の幻術の中に閉じ込められる。そこは現実と表裏をなす「別の世界」——死んだはずの者が生きており、仲間たちの性格や立場がすべて逆転した異世界だった。ナルトはこの幻の世界で初めて両親との”家族”の時間を経験するが、幻術から脱出し現実に戻る方法を探さなければならない。

みどころ・魅力

① “もしも”の世界が生み出す感情の揺さぶり

現実では幼くして命を落とした両親が生きており、仲間たちの性格が正反対になった「逆転世界」の設定が本作最大の見どころ。ナルトが生まれて初めて両親と向き合う場面は、原作ファンほど胸に刺さる。笑いとせつなさが絶妙に交差するオリジナルストーリーが展開される。

② 個性が逆転したキャラクターたちの意外な魅力

普段クールなサスケが陽気になり、内向きなヒナタが大胆になるなど、おなじみのキャラクターが真逆の個性で登場する。原作を知っているほど「あのキャラがこんな性格に!」という驚きと笑いが倍増する仕掛けになっており、ファンサービスとして秀逸な構成となっている。

③ 劇場版スケールのアクションとナルト×サクラの共闘

異世界という舞台ならではの自由な設定を活かした大スケールの戦闘シーンが展開される。普段コンビを組まないナルトとサクラが中心となって困難に立ち向かう構図も新鮮で、二人の関係性の変化にも注目したい。岸本斉史原案による劇場版オリジナルの完成度の高いシナリオも見逃せない。

キャスト・声優一覧

波風ミナト
波風ミナト
メイン
›
森川智之
春野サクラ
春野サクラ
メイン
›
中村千絵
うずまきクシナ
うずまきクシナ
メイン
›
篠原恵美
うずまきナルト
うずまきナルト
メイン
›
竹内順子
うみのイルカ
うみのイルカ
サブ
›
関俊彦
山中いのいち
山中いのいち
サブ
›
中村大樹
山中いの
山中いの
サブ
›
柚木涼香
春野キザシ
春野キザシ
サブ
›
松本保典
デイダラ
デイダラ
サブ
›
川本克彦
自来也
自来也
サブ
›
大塚芳忠
メンマ
メンマ
サブ
›
竹内順子
ロック・リー
ロック・リー
サブ
›
増川洋一

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スタッフ

監督伊達勇登
キャラクターデザイン岸本斉史、鈴木博文、西尾鉄也、山下宏幸
音楽高梨康治
美術監督井上一宏
音響監督蝦名恭範
EDアジアン・カンフー・ジェネレーション「それでは、また明日」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ナルトは通ってこなかった。正確に言うと、通ろうとした時期がなかったわけではないんだが、700話超という壁を前に何度も踵を返してきた。そんな人間がこの映画を見たのは、完全に知人の「映画だけ見ても全然いける、むしろナルト知らない方が新鮮に楽しめる」という一言のせいだ。

半信半疑で劇場に入ったが、最初の10分でその心配はほぼ消えた。「この世界ではキャラクターの性格が逆になっている」という設定が、原作未読者にとってはむしろ親切に機能する。知っているキャラクターとの差分で笑えるファンサービスと、知らなくても「この人物がこう変化した」という文脈が同時に走っているので、どちら側からでも乗れる構造になっている。

ただ、後半にさしかかったあたりから、「ああ、これは原作を知っている人間が泣く映画だ」というのがわかってきた。序盤の軽さと終盤の感情量の落差が激しくて、そこだけは正直、置いてかれた感覚がある。それでも見終わってから「ナルト、ちゃんと追いかけようかな」と思わせる映画だったのは確かだ。

「親がいる」という当たり前を、持ったことがない人間の話

この映画の核心は、忍術でも異世界設定でもなく、「親がいる普通の生活」をナルトが初めて体験するという一点に尽きる。

幻術の世界ではナルトの両親——波風ミナトと渦巻きクシナ——が生きている。母親に頭を撫でられ、父親に叱られ、家族で食卓を囲む。それだけのことだ。でも、ナルトにとってそれは生まれて一度も経験したことのない現実で、だからこそ「この世界から出たくない」という気持ちが生まれる。

面白いのは、映画がその感情を過剰に悲劇化しないことだ。ナルトは泣きじゃくったり「帰りたくない!」と叫び続けたりしない。むしろ日常の細かいやりとり——父親のちょっとしたかっこつけ、母親の強引な愛情表現——を通じて、じわじわとその温度が伝わってくる。森川智之が演じるミナトの声には、「英雄」という重さではなく、どこか不器用な父親の柔らかさがあって、それが効いている。口数が多いわけでもないのに、息子に何かを伝えようとしている空気が声だけで出ていた。

竹内順子のナルトは、この映画では珍しく「少年の弱さ」を前に出している。いつもの元気さより、戸惑いや寂しさの方が表に出てくる場面が多い。何十年もナルトを演じてきた声優が、その蓄積の上に「親への憧れ」という感情を乗せてくるわけだから、そりゃ重みが違う。

結局この映画は、「持っていないものへの憧れ」と「それでも現実に戻らなければならない覚悟」の両方を、ファンタジーの衣をまとって描いている。幻術という設定がうまく機能しているのは、それが「逃避」を可視化しているからだ。誰だって一度くらい、今の自分とは違う人生を生きてみたいと思ったことがある。この映画はその感覚を、ナルトというキャラクターを通じてちゃんと肯定した上で、それでも「本物の現実に向き合え」と言う。

原作を知らなくても、その構造は十分伝わる。知っていたら、たぶんもっと刺さる。

特に刺さったシーン

終盤、ミナトとナルトが短い時間だけ言葉を交わすシーン。ここが一番きつかった。

父親が何かを伝えようとして、でも時間がなくて、それでも最低限のことだけ言う。森川智之の声が、ここだけ妙に静かなんだ。英雄的な台詞まわしではなく、ただの父親の声になっている。その落差に気づいた瞬間、喉のあたりが少し詰まった。

あとは序盤、逆転した性格のキャラクターたちが次々と登場するくだり。原作を知らない自分には「元がどうだったか」はわからないが、それでもキャラクターごとの「ずれ」が笑いになっていて純粋に楽しかった。大塚芳忠の自来也は数分しか出番がないが、声の存在感だけで画面の空気が変わる。ああいう「一声出たら全部持っていく」タイプの演技は、劇場の音響で聴くと格が違う。

関俊彦のイルカ先生も、ちょっとしたシーンにもかかわらず妙に記憶に残る。静かな場面ほど声の質感が出る映画だったと思う。

読んで見たくなったら——『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ナルトを原作で追いかけてきたファン——これは言うまでもなく。劇場で見ていた人たちの反応を横で見ていて、別の映画を見ているんじゃないかというくらい感情量が違った
  • 「親子もの」に弱い人。設定は忍術だが、やっていることは親への憧れと喪失の話
  • ナルトを知らないが「入口として映画から入ってみたい」人。これは普通に入口として機能する
  • 劇場の音響でアニメを見たことがない人。声優陣の演技が音響で倍増する作品なので、配信よりスクリーンの方が確実に得をする

合わない人・注意が必要な人

  • 終盤の感情的な盛り上がりには原作知識があった方が断然いい。完全に「ゼロから」だと感情の振れ幅がやや小さくなる
  • 逆転したキャラクターのギャグパートがしばらく続くので、最初から重厚な話を期待すると肩透かしを食らう
  • アクション映画として見るとそこまで派手ではない。戦闘より「親子」に比重がかかった映画

次に見るなら

劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 THE LAST——ナルト完結後の話で、時系列的にはこちらが後。キャラクターへの愛着が積み上がった状態で見る映画なので、「ROAD TO NINJA」で入口に立てたなら、本編を飛ばしてこれを見るという選択肢もある。ただしその場合は公式が「本編視聴推奨」と言っているのは頭に入れておいた方がいい。

ONE PIECE FILM RED——「アニメ本編を追いかけてきたファンへの総決算」という構造が似ている。親子の繋がりと喪失を軸に置いた感情設計も近い。こちらも劇場版単体で一定楽しめるが、知っている人の方が確実に泣く。

魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語——「現実ではない世界に留まることへの誘惑」というテーマで共鳴する部分がある。こちらはより歪んだ方向に振り切っているが、「逃避としての異世界」を真剣に描くという点では根っこが近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Netflix・Huluの4つの主要サービスで視聴可能です。サブスクを利用中であればすぐに視聴できる環境が整っており、ナルトシリーズのファンはもちろん、劇場版から入る方にもおすすめの一作です。お好みのサービスからぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『ROAD TO NINJA』はどこで視聴できますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、Netflix、Huluの4サービスで配信中です。各サービスの無料トライアル期間を利用して視聴することもできます。
Q. ナルト本編を見ていなくても楽しめますか?
A. 単体でも楽しめますが、キャラクターの性格逆転や両親との関係といった核心部分は、原作・本編を知っているほど感動が深まります。できれば本編を一定程度視聴してからの鑑賞がおすすめです。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本作の上映時間は約110分です。劇場版としてテンポよくまとまっており、アクションとドラマがバランスよく配置されているため、長さを感じさせない構成になっています。
Q. 岸本斉史先生はどの程度関わっていますか?
A. 岸本斉史先生が原作・脚本を担当しており、劇場版の中でも原作者の関与が特に深い作品です。そのためキャラクターの描写や世界観が原作と高い親和性を持っています。

まとめ

『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Netflix・Huluの4つの主要サービスで視聴可能です。サブスクを利用中であればすぐに視聴できる環境が整っており、ナルトシリーズのファンはもちろん、劇場版から入る方にもおすすめの一作です。お好みのサービスからぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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